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ホストクラブ<ボーイ日記★1日目★(2?3)> カミングアウトの重さ

(1) 突然ですが・・・。ご報告があります

(2) ホストクラブ<ボーイ日記(1)> 初めての写真撮影

(3) ホストクラブ<ボーイ日記★1日目★(2?1)> 初出勤から初指名まで

(4) ホストクラブ<ボーイ日記★1日目★(2?2)> 初めての指名客


※お店ではブログに書くこと禁止されてるのでお店を特定できるような表現はぼかします。


待機部屋に戻ろうとすると、マネージャが手をふっている。


「ゆう君、すごいわよぉ!2人目の指名入ったから!」


でも、この指名が、、、とんでもないことにハッテンしてしまうとはこのとき、思ってもいなかった。


マネージャーから、水割りとボトルと、ウーロン茶をおぼんで受け取ると、


マネージャ「奥の部屋の101に行ってね」


ボク「え?まじですか?」


マネージャ「だいじょうぶ。ゆう君ならうまくいくわよ!」



てゆうか、まだ接客の流れさえほとんど教えてもらってないのにいきなり個室なんて…。


コンコン。


ボク「失礼しまーす!」


部屋の中には、白髪まじりの50代そこらの男性が1人;


ボク「あ、どうも。指名、ありがとうございます。ゆうです」


お客「ああ。ゆう君ね。はじめまして」


ボク「ええとええと・・・」 ← いきなりぱにくる。


お客「どうしたの?(笑)」


ボク「はじめてで、勝手が。あ、シャワーいきますか」


お客「そういって時間稼ぎでしょー!」


そういいながら、ボクのあそこを触ってくるお客。余計に、


ボク「いやいや、お店のルールなんで」


お客の服をぬがしてあげて、ハンガーにかける。


なんか恋人みたいだな、ボク。


ボク「じゃあ、いきましょっか」


そういってお客を、シャワールームに案内する。お客の身体を洗おうとすると


お客「あ、いいよ。自分でやるから」


ボク「は、はい」


ボクに興味あるんだか無いんだかちょっと複雑・・・。で、シャワーを終えて部屋に戻ると、


お客「じゃあ、ちょっと一緒に寝ようか!」


ボク「は、はい (まじですか。バーに戻りたいよぉ・・・)」


マネージャから渡された時計は、残り時間を42分と表示されてた。これが60分コースか。


横になると、早速さわってくる。


多少は我慢しないと・・・仕事だもん・・・。


お客「かわいいなぁ!キスしようか」


キスする。


キスがあれだけ好きなボクが、キスを無意識に避ける。


お客の舌は、ボクの乳首に走る。いつもなら、すごく感じるところが、


感じない・・・。



お客「ゆう君の、大きくならんなぁ」


ボク「あ、ちょっと緊張しちゃって」


お客「じゃあ、ボクの攻めてよ」


ボク「あ、でも、、、」


お客「ん?」


ボク「ボク、エッチは×なんで」


お客「いいよいいよ。まったりせめてくれたら」



ボクは、仕方なく、お客の乳首やへその周りを舐めながら手で、愛撫する。


お客「ああ、きもちいいわ!下のほうもやって」


ボク「はい」


フェラ。小さく細い・・・。で、


しばらくフェラしてたら、


お客「あ、いく!」


ぴゅぴゅっぴゅ!


お客さん、イク。


お客「ああぁ、気持ちよかったぁ!次はゆう君やで」


ボク「え・・・!?」


で、乳首から下にかけて愛撫され、

とどめが、お尻舐め。


これにはさすがに


ボク「ちょ、ちょっと!そこはやめて!」


お客「気持ちよくない?」


つい、お客さんの身体をのけてしまう・・・。

残り時間は、まだ30分以上もあった・・・。


お客「いいわ、もう。」


そう言うと、お客は勝手に、AVを見はじめる。ボクは、ほったらかし・・・。


ボク「・・・。」


お客「・・・。」


ビデオだけが、アンアン、喘いでいる。


ここまで無視されると、さすがに寂しくなってきて


ボク「近くにいっていいですか・・・」


ボクは、再度、お客さんに抱きついた。


お客「はじめてやったんやろ?無理させてごめんな、ゆう君」


ボク「あ、いえ、すみません」





お客に、こんな思いさせてしまうなんて・・・



やっぱりボクには、ウリ専なんて無理なんだ・・・。





お客「少し話そか。」




・・・。・・・。(話中)




ボク「じゃあ、独身なんですか?」


お客「そうやなあ、ボクはずっとゲイやし」

ボク「でも、そんなの寂しいよ!彼氏とかつくんないの?」


お客「作られへんわ。会社の寮やし、これでも役員やし、ゲイってばれたら会社はクビ、今の寮からもでていかなあかんようなる」


ボク「偏見だよ!そんなの!そんな会社おかしいよ!」


お客「それが現実や。だからゆう君も自分大切にしなあかんで。将来のこと考えな、僕みたいに後で後悔するで」


ボク「そんな・・・。」


お客「カミングアウトしてへんのやろ?でもこういうとこで働いてたら、いずればれるわ。」


ボク「・・・。なんで、日本はカミングアウトできないんだろ・・・なんで隠れないといけないの!」


お客「僕の周りの話やけど、ゲイはエイズみたいなこと若い子が話してて、悲しかったわ」


ボク「・・・。」



お客さんとの話は、ボクに重い影を落とした。


そういえば、ボクはゲイになってから自分より年上のゲイの人とまともに話をしたことなんて無かった。だから、すごく新鮮でそしてすごく言葉が重かった。



おかしいよ!ゲイってばれたらクビなんて!


おかしいよ!なんでゲイだったらいけないのさ!


おかしいよ!ゲイ=性病?ふざけんな!!!


ずっと一人ぼっちなんて寂しいよ・・・。


そんなのいやだよ!!



ピピ。ブザーが鳴る。60分終了。。。


お客「じゃあ、ゆう君、帰るわ」


ボク「今日は、すみません。ボク初めてだったんで、あまり、その、」


お客「ううん、ゆう君がはじめてや。僕の話、これだけ真剣に聞いてくれたん」


ボク「・・・。こ、こんど、くるときはまた指名してください!ボク、精一杯、、、」


(何いってんだよ、このばか! 1週間でやめるんだろ!無責任なこというな!)



お客「気持ちだけ・・・。自分大切にしてな!ゆう君、かわいいし、彼氏だってすぐできるよ」

お客「無理するなよ!もっと気らくにしてたらええねんで」




お客さん帰る。



お客さんの話の中にでてきた、


「ゲイとばれたら会社をクビになる」 


この言葉はすごく重く残った。ボクもサラリーマンをやっている。万が一、ボクがゲイだと会社の人にばれたらどうなるんだろう・・・。


ましてやこういうお店にいたことがばれたとしたら・・・。


怖い・・・。ボクは、シャワーをもう一回、ひとりであびたあと、待機部屋に戻った。


時間は、午前2時をまわっていた・・・。お店もそろそろ終了のタイミングか?



マネージャ「ゆう君、さっき、いっちゃった?」


ボク「いや・・・いってないです・・・」


マネージャ「よかったわぁ!もうひとり指名はいってるのよぉ!ね♪すごいわぁ」



初日、3人目の指名・・・。


ボクは、感情を切り替えることができないまま、お客さんのテーブルに向かった。

━オマケ━。

※4日目が今日、終わりました。あと3日・・・。まだこの日記では1日目だけど、行為そのものはやっぱり嫌だけど、いろんな人がいるなあって感じました。ボクがみていたゲイの世界はすごく狭かったんだなあって。


※次回が1日目最後。そのあと2日目・3日目と1回ずつ更新します。


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Author:yusakumode
【名前】裕(ゆう)
【年齢】30才
【3サイズ】
171センチ、
52キロ、
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【仕事】
USJでエンターしつつ、ほかの仕事もしてます。自営業。
【恋人】彼氏(ゲイです)
【ペット】クゥちゃん

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