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ゆうの一人ラジオII(3)
先週の話を少ししようかな。
ボクは、少し前に・・・もう2年くらい前になるのかな、
売り専という仕事でボーイをやった。
そのとき、老人ホームのおじいちゃんの家に、出張したんだ。
そのときの話なんだけど、
老人ホームといっても、普通の家なんだよね。ドアあけると、
おじいちゃんの家。
別に施設じゃないの。
おじいちゃんを見て、ボク悲しかったんだ。ひとりぼっちで、子供も孫もいなく、ひとりで生きてきてこんな寂しい人生は、ボクは絶対にいやだって・・・でもそれって失礼な考え方だよね。
おじいちゃんは、すごく優しくて、いい人だった。
お金はらっているんだから、ボクに触れ放題だし、咥え放題なのに、
「話し相手になってほしい」
って・・・。ボク、2回、3回とその家に出張することで、なんか、このおじいちゃんを喜ばせたい、
どうしたら喜ばせることできるだろう・・・っておもって、
言った言葉が・・・
「好きだよ」
って言葉だった。
これに今、すごい後悔してるんだよね。おじいちゃんも、それ以降、ボクを呼ぶことはなかったの。
軽く言っていいはずの言葉じゃないんだよ・・・
少し売りをやっている間に、どんどん軽くなっちゃって、
そういえば相手が喜ぶって思いこんでた。
でも、なんかさ、そのときのおじいちゃんの家と、お父さんの家がだぶってみえたんだよね。
この狭い部屋でどんな時間を過ごしてきたんだろうって。
だれか一緒にいてくれた人はいるのかな、とか。
そう考える頭の中に、もうかつての凶暴な父親の姿は無かったんだ。
失っちゃうと、もう永遠に、許すことも出来ないのかな・・・って寂しいよね。そんなの。
きっと、いつか、お墓のところで許せる日が、くると信じて。。。
ご冥福をお祈りします。
曲は、ET-KINGの「ギフト」です。
もう交わることのない点と線だけど・・・父親がいたからボクが生まれてこれた。
これは、忘れてはいけないことだとおもう。
それでは聴いてください。