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破局へ動き出した夜

速報  の続き。


5月20日の出来事。先週は日曜日、2時間しか会えなくて、


この日は、心待ちにしてたんだ?音譜





なんていったって、彼が遠距離から帰ってくる。


これからは毎週のように会える。




そしたら今までのようなすれ違いとか、我慢しないといけない、とかも無くなるし、彼も少しはボクの身体ドキドキに興味をもつくらいの余裕が出来るんじゃないかって。




希望の未来が待ってた。







だからすごく入念に準備した。彼が来るまでに、お風呂の大掃除あせるに、ボク自身も美容室キラキラに行って、髪の毛を染め直したり。







お風呂にも入って、さっぱりして。

髪型からパンツまで、

自信いっぱいで彼を待ってた。








星空、 彼がやってきた。  


先週と何も変わらない。でも、ドアを閉めた瞬間から何かが違うことに気づいた。





彼は、ソファに座ると、ボクが隣にいる・いない関係なく、


テレビをつけた。




ボクが彼の横に座ろうとしても、スキマを空けてくれず、仕方なく、床に座って彼の膝元に頭をつけたんだけど、


彼は、軽くボクの頭をなでただけで、適当にテレビのチャンネルを変えるだけ。



終始、無口。







ボク「どうしたの?何か怒ってる?」


彼氏「ううん」



そう返事するも彼の視線は、テレビからボクには、切り替わらない。







実は、彼が来るまでの間に、こんなことがあった・・・。



本当は、約束は、お昼ナイフとフォークからだったんだ。




ボクは、今日だけは、どこか外へ車一緒に行きたかった。今年に入って、彼との思い出はこの部屋の中にしかなかったから。


旅行温泉の約束も果たされないまま。この部屋の中だけが彼との思い出。




それも、抱きついている記憶しか、ぬくもりしかなかった。






でも、ボクは、遠い研修先から帰ってくる彼を、暖かく迎えてあげるんだ!って決めてたから。彼が室内がいいといえば、ボクは、彼を癒してあげようと思ってた。




お昼ナイフとフォークを過ぎても彼からの連絡は無く、何度も電話携帯をかける。彼が電話に出ないときの理由は、寝ているか誰かと会っているか・・・。このとき、思ったのは、後者だったんだ・・・。


だから余計、何度も電話をかけちゃった。



3回目くらいの電話で彼が出たけど、「ごめん、遅れる」 といわれ、すぐ電話携帯は切れた。やっぱり誰かと会っているのか・・・。




夕方夜の街になり、もう一度電話をかける。でも出ない。仕方なくメールポストでメッセージを残した。




[?/] 


「 何か用事があるならそう言って。

どうしても無理なら我慢するから 」





それから数時間、夜9時ごろになって、ようやく ピンポーンニコニコ って鳴った。





そこにいた彼は、先週の彼じゃなかった・・・。




どう説明していいかわからない。そこにいた彼は、無言。テレビテレビのチャンネルをコロコロ変えて、視点は定まらない。何か考え事をしているみたいだったのね。



ボク「 何か考えてるの? 」


彼氏「 うん、ちょっと 」




明らかに、心ここに あらず・・・。ハートブレイク 時間は、



夜10時くらいになって・・・。



彼氏「 お腹すいたな・・・ 」


ボク「 じゃあ、何か買いにいく? 」


彼氏「 はあ?俺に作れって? 」


ボク「 ・・・。ボクも手伝うし 」


彼氏「 ゆうに、何が出来るんよ 




渋る彼を、なだめながら、買物カバンに出かけた。 室内デートでも、せめて一緒に料理ナイフとフォーク作ったり、あのころのような楽しい思い出ラブラブが作れればってそんなこと考えてた。



でも・・・。





売り場についても彼は、腕組みをしたまま、無口。ブラブラ歩くだけで、何かを買う意思が無さそう。


しまいには、出口に出てあせるしまって・・・。



ボク「ちょ、どこいくの?」


彼氏「めんどくさい!」



ボク「汗疲れてるもんね。わかった。じゃあ、どこか食べカクテルグラスにいこうよ」





近くのすし屋まで歩くことに。走る人 歩いている間も、彼は腕組み。ボクとは少し距離感空気の違いさえも感じた。冷たい・・・。爆弾



すし屋につくと、さすが土曜日。混んでて、外まで人が並んでた。



ボク「これは、ちょっと待たないとダメかも・・・」



彼氏「ε-(ーдー)。 」



ボク「ごめんね、違うとこいこうか」


彼氏「 くさい ! 」





Σ(゜口゜;



彼氏「 うっとおしいなー、もう! 」



ボク「 ・・・。」




会ってまだ数十分しか経ってないのに、彼から聞いた言葉は、信じられない言葉ばかりだったんだ。


こういうときこそ、彼のことを気遣ってあげないと・・・と思った。



ボク「ねえ、何か悩みでもあるの?」




昨日、電話したときは、こんなんじゃなかった。きっと、今日、ボクと会うまでの時間、彼に何かあったんじゃないかって思った。


何でも話して欲しいって思った。





彼氏「関係ないやろ」




・・・・。ショック!



そんなことばある・・・? 明らかに、イライラしている彼に、もうかける言葉なんて無かった。そのまま、家に帰ることに。



家に帰ったあとも、腕時計をちらちらみる彼あせるもはや、眼中に、ボクは無かった。


たのしくない・・・。ガーン




ボク「 帰りたいの? 」



彼氏「 やること、いっぱいあって・・・ 」


ボク「 それならそれでもいいよ・・・ 」


。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。





せっかく、遠距離恋愛が解消された日なのに・・・。これから、希望の未来がまってると思ったのに。


出鼻をくじかれたような思いになった。





その後、出前ナイフとフォークをとったんだ。 食べたあと、少し、落ち着いたのか彼は横になった。


いつもとは逆で、


ボクは、彼の下に手をまわすと、うでまくらをした。時折、彼の髪をなでたり、背中をなでたり。




そうだよ、きっと。


今日は、彼、疲れてたんだ。こういうときこそ、ボクが彼を甘えさせてあげなきゃ。ラブラブ(*^▽^*)






彼は、落ち着いたみたいで、いびきをたてながら、寝息をたてはじめて。ぐぅぐぅぐぅぐぅ



ボク 「 ゆっくり、寝かしてあげよ。 」



電気を消した。ひらめき電球



手は、少し痺れてきたけど、彼のまくらを取るようなことは、せず、ときおり彼がボクのほうを向くのを楽しみに、寝れない夜を過ごしてた。









そして・・・朝晴れを迎えた。



「 とっさに出た本音 」 に続く・・・。 

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Author:yusakumode
【名前】裕(ゆう)
【年齢】30才
【3サイズ】
171センチ、
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【仕事】
USJでエンターしつつ、ほかの仕事もしてます。自営業。
【恋人】彼氏(ゲイです)
【ペット】クゥちゃん

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