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これは夢だ。
お母さんが亡くなった。
ボクはまだ小学5年生。
死に目に会えず、そこには、見たこともないお母さんが小さく
横たわってた。
ボクは、思った。
「これは夢」
お兄ちゃんは、呆然としていた。
親戚は、待合室で宙を見ていた・・・。そこに何があるわけでもない。
病院の壁をじーーーと・・・。
ボクは、泣かなかった。
夢だから。これは夢だから。
目覚めればきっと、またお母さんの膝枕。
あの温かい、あったかい膝枕。
そこから見た外の景色は、どこか寂しげで、
真っ暗だった。
ボクが初めて泣いたのは、
お母さんのお葬式だった…。
ボクには、背負いきれない、
お兄ちゃんにも背負いきれない現実が・・・
その現実を目の当たりにした瞬間だったんだ。
包み込まれるボク、
そしてボクに降り注ぐ、「可哀そうな子・・・」という痛い視線、
それから変わるボクの生活、
そして学校でも僕は傷物になり・・・
みんな、ボクを避けた。
ボクは、みんなに振り向いてもらおうと一生懸命だった。
嘘もついた。
他人を攻撃したりもした。
すべては、みんなにボクの存在を見てほしかっただけ。
でも、だれも・・・だれもボクを見てくれなかった。
だから・・・・
だから・・・・・・・
ボクは、学校のテラスから飛び降りた・・・。
これが・・・僕がおかした自殺未遂・・・。
今でも思うんだ。これは、夢。まだ夢をみている続き・・・。
だからなんだろうな。
年をとっていく感覚がボクには、まったくない。
何回正月を迎えても、
何回お誕生日を迎えても、
どっか気持ちの中では、時間を逆戻ししてる自分がいる・・・。
ちょっと「ガン」の記事で、思い出しちゃって・・・(泣)