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[ボクに彼氏が出来るまで](9)

ボクって変かな…【ゲイ的恋愛日誌】-タイトル画像 小学5年生のボクとお母さんと時々健。


▽前回まで▽

[ボクに彼氏が出来るまで](1)

[ボクに彼氏が出来るまで](2)

[ボクに彼氏が出来るまで](3)

[ボクに彼氏が出来るまで](4)

[ボクに彼氏が出来るまで](5)

[ボクに彼氏が出来るまで](6)

[ボクに彼氏が出来るまで](7)

[ボクに彼氏が出来るまで](8)


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★この更新はボクに彼氏ができるまでを振り返る、自叙伝です。

★書籍化を目指していますが、とくに今まで通り読んでもらえるとうれしいです。

★感想は、気軽にコメント欄にかいてね。

書籍化目指してます。興味のある出版関係の方、いらっしゃいましたら

yusakumode@hotmail.co.jp まで。

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―(9)―


2学期の終業式も終わり、今日から夏休み。


ボクは怒られるかもしれない、と思いつつ通知表をもったまま車を降りた。


いつみても大きな大学病院・・・。




もうお母さんが入院して半年以上・・・。


それまでに手術を2回、そのたびに「ゆう、手術、成功したって」と聞かされた。


ボクは、「じゃあ、もうすぐ退院だね♪」と、期待に胸を膨らませて

カレンダーを眺めては、


「明日かな?」


「明後日かな?」


と普通ならすぐ飽きるカレンダーを1日中みてても飽きないほどだった。





病室は、個室。


ドアを開けると、笑顔のお母さんがボクらを迎えてくれた。親戚のおばさんがお花の水を替えに部屋を出ると、ボクは、泣きながらお母さんの近くにすりよった。



お母さん「ゆう、元気そうね」


ボク「お母さんも♪」



今日で学校が終わり、夏休みに入ったこと、


来週に控える、学童保育の林間合宿について報告した。



ボク「お母さんも来れる?」



お母さん「ううん、お母さんはもう少しここで休んでるから、ゆう、楽しんでおいで。」


お兄ちゃん「そうやで、今、無理するとまた悪くなったらゆうも困るやろ?」


ボク「わかった・・・。我慢する・・・」



涙を手でぬぐい、無理やり作ったような笑顔で答えた。



お母さん「少し、お兄ちゃんになったのかな?」


そういうとお母さんは、くすっと笑い、



お母さん「ゆう、おいで」


そういうと、お母さんは服をまくりあげ、、、




ボクは、ショックを覚えた。





あれだけ綺麗だったお母さんの胸からお腹にかけて、


大きな傷跡が出来ていたんだ。


ムカデが這っているような、無数の足がある傷跡。



ボクは急に不安になった。周りはボクに「大した病気じゃない」と、言ってきた。


だけど、この傷跡が大した病気じゃない?とは思えない。




ボクは、震える唇をかみしめて、


ボク「ねえ、お母さん、なんの病気なの?」


と聞いた。


でも、お兄ちゃんが遮り、


お兄ちゃん「ゆう、お母さんに見せるもんがあるんちゃうんか?」


ボク「・・・・。」



お母さん「な?に?」



ボクは、回答が気になりつつも、もっていた通知表をお母さんに見せた。




通知表をみたお母さんは、お兄ちゃんに聞いた。


「最近、家に何時頃帰ってるの?」


お兄ちゃんは、夜遅くなることが多いって答えると、


「じゃあ、そのあいだ、ゆうは一人?」


ボクは、


「学童保育が18時ごろに終わってそこからは・・・」


お兄ちゃん「しゃあない、仕事も学校もあるし」



親戚のおばちゃんが花の水を替えて戻ってきた時、病室内は、

お兄ちゃんとお母さんの口論に発展してた。



お母さん「ゆうは、寂しがり屋なの、甘えん坊なの。もっと一緒にいてあげてよ」


お兄ちゃん「お母さんが甘やかすから通知表にこんなこと書かれてるんやで」


お母さん「でも心配じゃないの?こんな小さな子が夜間1人だけって」



それらを傍観してた親戚も、、、


「この元気さなら今日、すぐにでも退院できるんちゃう?」


と笑った。






帰りの車の中で、


ボク「一緒にいてほしいけど、お兄ちゃんは、仕事とか夜間学校にも行ってるんだし、心配しなくてもいいよ」



本心じゃなかったけど、


お兄ちゃんの事情もボクのどこかでは、仕方がないことと納得していた。


ただ、


ただ、


ボクのことでお母さんに心配をかけたくなかった。お母さんが心配するなら、


お兄ちゃんには、ずっと傍にいてほしい、


でも、そんなこと、言えなかった。





「今日、お母さん元気そうだったね。」


お兄ちゃんも微笑みながら、


「きっと、ゆうに久しぶりに会えたからやろ。お母さん、ほんまにゆうには、甘いわ」


ボクも


お母さん、大好き。







「夜9時をまわりました、ニュースをお伝えします」






ラジオから伝わる時間を聞きながら、もうお母さん、寝たかな?とか思いながら


僕もいつのまにか車の中で眠っていた。












<次は、いよいよ合宿編でーす>

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Author:yusakumode
【名前】裕(ゆう)
【年齢】30才
【3サイズ】
171センチ、
52キロ、
P16センチ(太め)
【仕事】
USJでエンターしつつ、ほかの仕事もしてます。自営業。
【恋人】彼氏(ゲイです)
【ペット】クゥちゃん

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