プロフィールはコチラ アクセスランキングに参加しています。クリックお願いしまーす! |
もう戻ることは無いけれど・・・
今日、久しぶりに、昔、働いたホストクラブ(売り専)のホームページを何気に覗いた。
一度だけ・・・
お客様からの指名で(カラダの)関係をもったボーイがいたんだけど、
会った当初は、けっこうピュアで
こんな子がどうしてこんなところで働いているんだろう、なんて思った。
(まあ、それを言っちゃあ、自分はどうなんだよ!って話になるんだけど)
まだ、その子がリストに載ってたんだよね。
まだ、やってるんだ?って感情の奥に、違う感情が垣間見えてさ、
なんだろ。
もう自分は戻ることは一生ない。絶対ない。
けれど、かつて自分がいた舞台で・・・かつて関係をもったボーイが
まだお客さんの指名を受けている。
ボクは負けたのか・・・。
勝ち負けじゃない。
ボクは卒業したんだ。売りなんて・・・。
そう“売り”を、下にみようとする自分に、かつての自分が怒る。
今のボクは・・・あのときと比べ、経済的にも、ゆとりが出来た。
はっきりいって給料は、この子の売り報酬より何倍もあるだろう。
なんといっても正当な仕事だ。
と・・・自分がいやになる一面・・・。
必至に、自分のほうが勝っているんだ!と言い聞かせる。
"売る"子には、それぞれ事情がある。
ボクは、そもそもお金じゃなかった・・・。
人とのコミュニケーションが欠落し、社会生活に行き詰ったとき、この仕事に出会った。
ボクにとっては通過点にしか過ぎないはずだった。
今は、そこを抜け出し、社会で働く自分がいる。
けど、社会で働きながらも、より多くお金を欲しい!と売る子がいる。
学生がてらアルバイトとして売る子がいる。
単純にこのことが好きな子がいる。
ひとそれぞれ。
そこに勝ち負けなんてないはず。
けど、どうしてだろう。
理屈を並べても、ちょっとうらやましく感じたんだよね。
かつての自分なら・・・間違いなく。
でもね。今は違うよ。
ボクは充実してる、と思う。
仕事に、恋に、私生活に。
もう戻ることは無い世界。
けど、どうしてだろう・・・何気に覗いてしまったのは・・・。
ふと昔のことが気になった。
ボクが昔、いた場所。
ちょっとの間だったかもしれないけど、一生、忘れることのない場所。
もう戻ることは無いけどね。