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[ネタバレ] 金八先生!!
映画ではないけど・・・ドラマから観るボク、自分ってことで・・・。
金八先生第8シリーズがついに始まりました。
初回の2時間スペシャルは、、、内容としては薄く感じたものの、授業シーンはやっぱり自分も授業うけてる気分になっちゃいますね。
とくに紹介された、茨木のり子さんの詩集から
「ぎらりと光るダイヤのような日」は、泣いてしまった・・・。
短い生涯
とてもとても短い生涯
六十年か七十年の
お百姓はどれほど田植えをするのだろう
コックはパイをどれ位焼くのだろう
教師は同じことをどれ位しゃべるのだろう
子供たちは地球の住人になるために
文法や算数や魚の生態なんかを
しこたまつめこまれる
それから品種の改良や
りふじんな権力との闘いや
不正な裁判の攻撃や
泣きたいような雑用や
ばかな戦争の後始末をして
研究や精進や結婚などがあって
小さな赤ん坊が生まれたりすると
考えたりもっと違った自分になりたい
欲望などはもはや贅沢品になってしまう
世界に別れを告げる日に
ひとは一生をふりかえって
じぶんが本当に生きた日が
あまりにすくなかったことに驚くだろう
指折り数えるほどしかない
その日々の中の一つには
恋人との最初の一瞥の
するどい閃光などもまじっているだろう
本当に生きた日は人によって
たしかに違う
ぎらりと光るダイヤのような日は
銃殺の朝であったり
アトリエの夜であったり
果樹園のまひるであったり
未明のスクラムであったりするのだ
私立の中学に進学できず、桜中学に入った女の子。悲惨なのは、弟が私立の有名中学に入り、親は弟のことばかり。自分は、居ても居なくても気づかれない。
少女は、ネットカフェ生活を始めてしまう。
3B裏サイトってのが、登場してくるんだけど、その少女は暗い狭い部屋でそれをチェックして自分への書き込みにすごいおびえて生活している。
?
内申をあげろ!という親の子供は、、、追い詰められて美術の作品に他人に書いてもらった絵を提出したり、なりたくもない学級委員に親の自己中心的な要求で立候補させられたり。
?
一方、よりいい中学に。 学校選択制度で、桜中学に入学を希望する生徒数は30数名・・・。
3年後には・・・3B消滅か!?
学校改革・・・。
そんな今の中学事情を垣間見れる中で、紹介されるこの詩。
金八先生がいうの。気になった部分の言葉はどれか?
僕は・・・、やっぱり、
「じぶんが本当に生きた日が
あまりにすくなかったことに驚くだろう」
かな。
今の僕と、受験勉強・内申、教師へのおべっか、本当に習うべきことを習わずに、しこたま受験勉強の知識だけを繰り返し頭にいれる現代の中学生がだぶってみえたんだよね。
イラクで戦死した人は1年間で2万人。日本で自殺した人は1年間に3万人以上。
金八「君たちはこれから戦場よりも厳しいところへいくことになるかもしれない」
この言葉の重みってすごいあると思った。
就職したって、1年未満で退職か転職って割合が昔に比べて倍以上に上がったし、
理不尽な理由で正社員から派遣にされた人だって日本中に、数え切れない。
いつ生活が終わるか分からないような綱渡りの人たちは、数え切れない。
僕は、まだ恵まれた環境なのかもしれない。
生と死の話が印象的だった。
生の下の棒と、死の上の棒をつなげると
生は、大地に立つ木。枝は、天を仰ぎ、太陽にむかって伸び、光をあびようとする。
一方、死は、その木の下に根付く根っこ。ひたすら光の届かない暗いところへ伸びる根っこ。
2つでひとつ。
僕も思ったんだよね。今、生きていることに、疑問を持つときなんてない。
当たり前のように朝おきて夜寝る。「今日も生きてる」なんて考えたことがない。
でも、だからこそ、本当に生きている日は何日あるんだろう。
死ぬときになって、自分が生きていたなと実感できるもの、、、、
今かんがえて答えが出ないということは。。。僕はこのまま死ねば・・・
それはそれでなんて寂しいんだろう。
ドラマとは直接関係ないけど、、、「世界一受けたい授業」で、金八先生の特別授業があった。
名作「風の又三郎」に隠された「死」についてのメッセージ。
これと、あの詩は、意外とリンクしたんだ。
今、生きていること。
そしていずれやってくる死。
今を大切にしないと・・・。そう思った。
前回のシリーズの始まりに比べると少しぬるい・・・。けれど、第2回目のあらすじでやっぱりでてくるんだ、転校生!!そっから波乱が始まりそうだ。
さて、、、きょうも仕事・・・不満はあるけれど・・・がんばりましょう!>ボク