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[ショタ] 男の子と・・・(3) とまどいの朝礼
▼意外と語ると長くなるんです。
肌色。
それも一つじゃない。
絡み合う肌色・・・。
ボクの声に気づいたのか、ごそごそっと奥からもうひとつの身体が見えた。
ボク 「健 ?」
ボクに気づいたのか、健君は、あわてた感じで、そこから出ようとしたのか、
ゴツンと、ベッドに頭をぶつけ、
ボク 「大丈夫?それより何してるの?」
っと、どさくさに紛れて、手前にあった肌色の物体が、先に出てきた。
ボク 「さる?」 ← あだ名です
ベッドの下から出てきたのは、
一糸まとわぬ、健 君 と、さとっちでした・・・。
さとっちは、小柄で、小学3年生には見えないほど、小さな身体で、顔は、猿顔。
なので、学童保育の中では、「さる」って、呼ばれてた。
本人もそのあだ名を嫌いじゃなかったので、いじめではないです。
健君も裸。
さるも裸。
まさか昨晩からずっとベッド下で?
健君は、自分のベッドに入ると、すぐ服を着て、
さるは、パンツを履いてシャツを着て、あわてたように部屋から出て行った。
さるは、同じ部屋でもない・・・。
なのに、なんでこの部屋で、しかも健と、裸で寝てるんだ・・・。
ボクがしばらく、唖然と立ちすくんでいると、健 が、
健君 「この事、内緒にしててくれない?お願い!」
そういって、すぐ部屋を出て行く健。
ボクは、何がなんだかわからず、まだぱにくっていて集中できないまま、なんとなく服を着替えていた。
そして朝礼。
さっき見た光景が、消えない。外の景色に薄くフィルターがかかったように、そのフィルターの中に、さっきの光景が映りこむ。
絡み合う、健とさるの裸・・・。
▲忘れられない衝撃のシーン▲
ちらっと後ろを見ると、
さっきまで裸で抱き合っていた健と、さるがいる。
別に、そんなそぶりは見えない。
ラジオ体操が始まっても、さっきのことがずっと気になって、
ちらちら、
後ろにいる
二人を見て
しまうボク。
その視線の先にあるのは、
健 なのか
サルなのか
ボクは、さっき見た出来事が脳裏を何周も何十周も駆け回る中、
ひたすら、二人を視線で追いかけていた・・・。
僕らは、「ゲイ」も知らない。「同性愛」も知らない。「H」も知らない。
でも、今、思うと、あれが初めてのゲイ体験!?だったのかもしれない。