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深いドラマだなと。
今日、夜10時からは、
日本テレビ系列「アイシテル?海容?」です。
少年が少年を殺してしまう、という事件があり、
被害者側の両親、家族と
加害者側の両親の苦しみを相互に描きながら、
子供と親の距離について、ここまで深く向き合ったドラマを
僕は知りませんでした。
ドラマには、原作本があります。
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- アイシテル~海容 後編 (2)/伊藤 実
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原作本をないがしろに、めちゃくちゃにしちゃうドラマが多い中、
原作にはない部分を描きつつも、忠実にドラマ化してるんだな?と思いました。
また、ドラマでは描いてない部分や
真相にたどりついたときの互いの親の心情を描いている部分は、
マンガならでは・・・という気がしました。
また加害者の少年は、小6とは思えないほど、美系に
そしてジャニーズ系に描かれています。
こういう絵柄がダメという人もいるかもしれませんが・・・
少女マンガでは決してありません。ぜひ読んでみてほしいです。
とくにお母さんとお父さんに。子をもつ親に。
ドラマでは、ホームレスのおばあちゃんに腕をつかまれたりしたことになっています。
「お母さんに行ってはいけないといわれた公園での出来事を話せなかった」という苦しみを
加害者の少年は、かかえていましたが・・・
原作本では、「暴行」で、
より悲劇的な感じで、泣いてしまいました。
さすがにドラマでは、加害者側に感情が行き過ぎるということで「暴行」ではないことにしたんでしょうか。
大人に暴行(性的?)されたことをお母さんに言えずに、苦しむ少年と、
一方は、愛されて甘やかされてきた少年。
今日のドラマでは、審判が始まります。
あの日、2人の少年に何があったのか・・・?いよいよ真実が語られてくるわけで、
今からドキドキです。
本を読んでいてほんとう、深く傷ついたことは、
「あれこれやっているのに。」
という親に限って、していないことのほうが大きかったりする。
たとえば、暴行されびしょぬれになって帰ってきた子供に気づきもせず、理由もきかず
ただしかりつける。
ギャラリーを前にして、いかに自分が子供のことを愛しているんだ、と見せつける親に限って
本当に子供をみていなかったりする。
以前、子供の点滴に水道水をいれて死なせてしまったり、という親がいました。
あの親もまた看病に一生懸命な自分を周りにアピールしていました。
「私は自分を犠牲にして、貴方のためにしてきているのに!」
このセリフがお母さんから出たとき、ものすごく悲しみを感じた。
子供にしてみれば、「自分のことを本当に愛してくれているのかな・・・・?」って思うとおもうし、
まして自分なんて居なければよかった?って大げさに感じるかもしれない。
ただ少年が少年を殺した事件のドラマ
そうじゃない。
被害者、加害者の互いの家族の苦しみは、この後もずーーと続いていく。
あのとき、ああしていたらよかった、とおもう、本当に些細なことが
このドラマの重点になっているんだな、とおもった。
僕のお母さんは、
亡くなる瞬間まで、僕のことを思って僕の心配ばかりして、亡くなった。
自分を犠牲にして・・・なんてそんなこと思ってないとおもう。
心から僕のことだけを考えてくれていた、とおもってる。
子供がみても、
大人がみても、
そしてお父さん、お母さんがみて、
感じれる、感じるドラマだよ。